【ITで豊かな時間を創る】多くの高専卒業生が活躍する秋葉原IT系ベンチャー



【ITで豊かな時間を創る】多くの高専卒業生が活躍する秋葉原IT系ベンチャー
  • 坂上 晴信
  • 東京工業高等専門学校
  • 情報工学科 卒業
  • 株式会社BearTail
  • twitter

何をやっている会社ですか?

「無駄な時間を省き、豊かな時間を創る」「北極星のように社会の道標を示す」 当社は、「無駄な時間を省き、豊かな時間を創る」「北極星のように社会の道標を示す」というミッションの元、2つのサービスの開発・運営をしています。

まず1つ目は、「Dr.Wallet」という個人向け家計簿サービスです。レシートの自動データ化、1000以上の金融機関との連携による銀行口座・クレジットカード・電子マネーの明細を自動取得が可能で、「レシートを撮影するだけ」で簡単にお金の管理をすることができます。 こちらは創業初期からあるサービスで、国内唯一の「代行入力によるレシートデータ化機能」が大きな特長です。競合の家計簿サービスと異なり、Dr.Walletは全国2000人のクラウドワーカーによる人力でレシートのデータ化をしており、現在のOCR技術では実現不可能な非常に高い認識精度が強みとなっています。

2つ目は、「Dr.経費精算」という法人向け経費精算自動化サービスです。社会人でないとなかなかイメージしづらいですが、会社で働いていると、事業を行うために必要なお金として「経費」が発生します。営業マンの交通費や出張時の宿泊費、オフィス備品やデバッグ用端末の物品購入費等がよい例です。これらの経費は、申請を提出することで給料に上乗せされ、会社が払ったお金として処理することができます。この経費精算業務の自動化・効率化をDr.経費精算は実現します。 紙文化がまだまだ根強い日本企業では、経費精算業務がものすごく煩雑で、従業員の貴重な時間を今も奪い続けています。ある営業マンが「銀座で得意先の重役を接待した」ケースだと、「経路検索サービスで銀座までの運賃を調べ」「それをExcelに書き写し」「それを紙に印刷し」「飲食店でもらった領収書をのりで貼り付け」「課長・部長・総務の担当者のハンコラリー」という不毛な業務が発生します。そして、何百枚と提出された紙の経費申請書は、不正がないか毎月担当者が1枚1枚確認しています。 Dr.経費精算では、Dr.Walletで確立したデータ化、明細連携のシステムを活用し、「発生した経費を自動でデータ化」「経費申請をスマホアプリからその場で提出・承認」というシンプルなフローで業務を完結させることができます。また、不正経費アラートや経費・申請の集計機能も実装されており、不正のチェック業務の大幅な効率化も実現できます。

どちらもお金にまつわるサービスのため、流行りの言葉で「フィンテックベンチャー」と称されることが多いですが、当社のミッションはあくまで「無駄な時間を省き、豊かな時間を創る」ことであり、どちらもそれを実現するために取り組んでいる事業という位置づけです。ミッションの実現により、「人の体感寿命を延ばす」ことを見据え、営業・サポート・エンジニア全てのメンバーが毎日働いています。なぜこの会社に入社したのですか?

最初に断っておきますが、入社のきっかけや志望理由は非常に不純です(笑)

経歴にも書いた通り、私はそもそも高専卒業後の進路は編入学する予定で、東京海洋大学の試験にも合格していました。ですが、止むを得ない事情で学費を払えない状況になり、新年度初日から休学をするしかなくなってしまいました。 いくらなんでも卒業直後から無職はよくないと感じ、また大学に通う意欲もあったので、「とにかくお金を稼がねば!」という一心で就職先を探しました。しかし、そもそも就職活動を始めたのが年末で、一般的な大手企業への就職はもちろん不可能。自然とスタートアップ、およびベンチャーに絞る方向になりました。その時、たまたま部活の先輩にスタートアップ・ベンチャー界隈と強いつながりのある人がおり、相談したところ代表の黒崎と出会うことができました。アピールできる実績は、高専プロコンでのAndroid開発経験と優秀賞をもらったことだけでしたが、運良くこの実績を認めてもらい入社に至りました。私は当社初めての新卒社員で、2018年の今でもエンジニアの中では最年少です。

この会社を高専生にオススメする理由を教えて下さい!

私から見た当社の魅力は、全てのメンバーがエンジニアリングを重んじて見てくれること、代表の黒崎が高専生の実力を高く買っていること、責任の大きな仕事を通じてエンジニアとしての地力を身につけられることの3つです。

全てのメンバーがエンジニアリングを重んじている

当社は、営業・サポートにもエンジニアの素養を持っているメンバーが多く在籍しています。代表の黒崎は学生時代にPSPの改造に熱中していたそうですし、営業部長はPC-9800の時代にアセンブリでコードを書き、プログラミング甲子園に挑戦していたという話も聞きます。そのため、「システムを作る=エンジニアリング」のスキルを持つ僕たちエンジニアに対し、大きな尊敬を持って接してくださいます。

実務的な部分では、エンジニアが働きやすい環境の実現のため、社内のやりとりはSlackを使い、開発・サポートの課題管理はJIRAに集約、各種ドキュメントや仕様書の共有・編集はG Suiteを活用しています。 また、全てのメンバーが常にお客さんが求めている機能と、自分たちが理想とするシステムの形をロジカルに、かつ真摯に考えて仕事をしているため、エンジニアとしてとても働きやすい環境だと断言できます。決して「エンジニアを特別視する」のではなく、「メンバー全員でエンジニアリングを重んじる」、理想的な環境が整っています。

代表が高専生の実力を高く買っている

ついで、代表の黒崎が高専生の実力を高く買っていることもオススメポイントです。黒崎自身は高専OBではありませんが、筑波大学在学中に高専卒の編入学生と出会い、エンジニアとしてのポテンシャルの高さに衝撃を受けたそうです。現在、フルタイムで働く高専卒業生は私を含めて2人だけですが、アルバイトとして東京高専の学生が3〜4人働いており、かつてDr.Walletの開発にも多くの高専生が携わってきました。

大きな責任を担い、メンバー全員で成長できる環境

そんな当社ですが、成長過程とは言えどまだまだ小さな組織です。ですので、1人1人にかかる責務は大きく、容赦なくヘビーな案件が今でも降ってきます。これまで私がこなした案件ですと、入社1週間で新しいアプリをリリースしたり、Webを触りはじめて1年経たないうちに大手上場企業の受注が懸かった機能をRailsとReact Reduxで実装したり…。そんな中で、大きな失敗をしてしまったことも正直一度や二度ではありません。しかし、 当社では大きな失敗をした時に全員がフォローしてくれます。いかなる場合でも営業担当、サポート担当、CTO、そして黒崎が必ず責任を一緒に負ってくれます。失敗をしたら、まず火消しをどうするか、落ち着いたら自分のミスは何だったのか、事後対策としてどこを改善するか。少しでも関わった仕事であれば、問題が発生しても絶対に他人のせいにせずそれぞれの仕事を全うし、自らを振り返って業務を改善するという行動を自然と取ることができます。僕自身も、Androidアプリにおける仕様・技術選定の最終意思決定者として責任を負えるよう、外部の勉強会への参加やアプリ設計の知識の勉強等を欠かさず、日々サービスの改善や不測の事態への迅速な対応ができるよう心がけています。

学生へのメッセージをお願いします!

当社は新事業立ち上げ直後の最も厳しい時期を乗り越え、サービス・組織ともに急成長するフェーズにきてます。一方で、まだ30名の小さな組織であり、そして日本の社会が抱える問題に真っ向から挑む事業に取り組んでいる以上、まだまだ重く大変な仕事が数多く残っています。ですが、僕は多くの高専生は、この当社の環境でこそ、自らの能力を最大限に発揮できると信じています。当社が最も必要とする能力は、多少の困難は綺麗な方法ではなくとも自力で解決し、確実に前進する「しぶとさ」です。エンジニアの世界における「しぶとさ」、これを5年間の教育で叩き込まれた高専生は、すぐに価値を生み出すことができるはずです。

こんな質問/相談を待ってます!

アルバイトの相談は随時受け付けています。Webのタスクであればいつでもアサインできるので、連絡を確認次第、すぐにCTOにつなぎます!就職・転職の相談も気軽にどうぞ!当社では、外部の方の見学も可能な、エンジニア向け勉強会を月1回開催しています。また、代表の黒崎と食事を交え直接話ができる、ランチミーティングという取り組みもやっています。どちらも当社の雰囲気を肌身で感じることができ、オススメです!